園児の健康

保育園は同年代の子どもたちが、長時間一緒に生活しているため、病気に感染する機会が多くなります。抵抗力も不十分なので病気にかかりやすいのですが、同時に病気を乗り越えるたびに、自分の身体を守る免疫の仕組みを作っていきます。

○ 朝ご飯をしっかり食べてから、登園するようにしましょう。
栄養のバランスが取れた食事をさせましょう。
○ 日常生活の習慣を身につけましょう。(夜更かし、朝寝坊に注意)
(成長ホルモンは夜8時から朝6時の間に脳から分泌されます)
○ 薄着で活動しやすい服装を心がけましょう。(大人より1枚少なく)
3ヵ月までの赤ちゃんは、大人の着ている枚数プラス1枚。4ヵ月以降は大人と一緒か1枚少なめ。それ以上の幼児は大人より1枚少なめがめやすです。薄着にしておくと、自律神経の働きも高まり、体温調節の力が強くなります。
○ 靴は足に合った、はきやすいものをはかせましょう。
○ 爪の伸びすぎは危険です。こまめに切ってあげましょう。
○ 受けることのできる予防接種は、計画的に受けましょう。
○ 毎朝検温し、体調の悪いとき、ぐずる、食欲がないなど、不調に気づいたときは早めに受診し、休養させましょう。
病気のときはもちろん、元気がない、疲れているなど、いつもと様子が違うときも、必ずお知らせください。
○ 病気でお休みするときは、症状や状態もお知らせください。
感染症の診断を受けた場合は、ただちに園までお知らせください。感染症の種類によって(学校伝染病)は出席停止の措置が必要な場合がありますので、必ず医師の許可を得てから登園して下さい。
その際、意見書(医師が記入)の提出が必要です。ただし、学校伝染病の『その他の伝染病』に関しては、登園届(保護者が記入)でも結構です。

登園届も受診は必要です。
※『意見書』『登園届』は保育園にあります。

○ 登園後、具合が悪くなったり、緊急のケガの場合連絡をし、お迎えをお願いすることがありますのでご協力をお願いします。
発熱はおよそ37.5℃をめやすに平熱より1℃以上高い場合、食欲、機嫌、せきなど様子を見て連絡します。熱はなくても、元気がない、嘔吐、下痢のひどいときは連絡します。また、すぐにお迎えをお願いしない場合でも、ケガの状態や、体調の変化などを連絡し、その後の対応について相談させていただくことがあります。
○ 原則として、保育園では事故防止のため薬は飲ませませんのでご了承ください。
保護者が登園して与えていただくのは可能です。
薬を飲まなくてはいけない体調のときは、基本的には園をお休みし家庭保育、または病後児保育施設を利用することが望ましいと思います。
アレルギー、ひきつけなどの、医師の診断書により薬をお預かりする場合があります。どうしても必要な薬の指示が出た場合はご相談ください。
○ 病院を受診するときには、保育園に通園していることを必ず医師に伝え、指示を受けましょう。
薬をもらうときは、何時から何時まで保育園に在籍し、園では原則として薬の使用ができないことを医師に伝え、朝・晩の2回にできないか、1日3回の薬を朝・降園後・寝る前などにできないか確認しましょう。
病後の登園は体力が回復するまで静養することで、余病が防げます。
医師に集団生活ができるか、良く相談して登園させましょう。
○ 食物アレルギーなどで医師の指示による除去食が必要な場合は、申請をしていただきます。必要な書類は園にありますので、ご相談ください。
入園したばかりのときは、緊張や不安で体調を崩しやすく、はじめての集団生活で病気になったり、ストレス症状(腹痛、嘔吐、下痢、便秘、食欲不振など)がでてくることもありますので、まわりの大人が、ゆったりと暖かく見守りましょう。
体調が悪いときは、お母様やお父様とお家でゆっくり過ごすのが一番ですが、急に仕事を早退したり、休んだりすることが困難なときもあるかと思います。
そんなときに備えて、日頃から祖父母等にお願いしておいたり、病後児保育やファミリーサポートセンターに登録しておくなどの対策をとっておきましょう。